【陳明珠】「聡明なHakka Girlが好きなのね!!」

【2023年9月3日 北流卡夫卡】

 台風が近づいていた。

 台風は4年ぶりに台湾に上陸し、台湾東部・南部に上陸した。


 僕はこの時、「客家妹」陳明珠のクラウドファンディングイベントに参加する予定で台湾に来ていた。実は日程変更で1週間ずれこみ、その変更した日程が運悪く台風上陸という事態だった。先方の関係者からは、この運の悪い異国のファンを気遣う連絡が何度も何度も入っていたが、僕が考えていたことは1つだけ…「”正常上班上課”なら開催決行だ。待つのみ。」だった。

 陳明珠もその気持ちだったのだろう。SNSに「媽祖でもキリストでもいいから、台風をどうにかしてください。」と書き込んでいた。(後で知ったが、彼女の親兄弟親戚一同もバスをチャーターして台北に向かっていたし、なおさら中止はできないだろう。)


 そして。

 台風は(媽祖やキリストのおかげなのか)台北を避けるように移動。

 風強く小雨はあるものの、”正常上班上課”だった。

 彼女曰く「愛の力」のようである。



 会場は「北流卡夫卡」。

 公館から北流に移転した後、ライブがある状態で入店したのは初めてだ。

 当初からライブハウス仕様で設計されているので、PA等はやりやすくなっている。200席超の座席は、予定時間には既に満席になっていた。


 陳明珠はクラウドファンディング制作されたアルバム曲を前半に、後半にはカバー曲を含めた客家語、中国語、台湾語の3言語を用いながら歌っていく。神秘貴賓には旺福のMami姐。旺福の「姊妹仔」を二人でカバーしていく。仲睦まじく、本当の姉妹のように思えるのは、互いの信頼関係の強さゆえだろう。


 「聡明なHakka Girlが好きなのね!!」

 さて、標題のこのセリフ。

 実は陳明珠ではなく、ゲストの旺福Mami姐の発言だった。

 陳明珠はMCの話題の1つに、台風にもかかわらず、日本(大阪)から駆けつけてくれてるファンがいると、こちらに名指しで話題を振ってきた。もちろん打ち合わせナシ。(あっちゃー)と思いながら手を挙げ、少しだけ会話。間に入ってくれたのが、日本語学習経験があるMami姐だったわけである。

明珠:なんで私のことを知ったんですか?

小西:客家文化が好きなのと、金曲奨のレッドカーペットのMCで貴女を見たからです。

明珠:私のどこが好きですか?

小西:は?はあ??(挙動不審になる)…ああ、聡明なところとかですかね。客家人って聡明な人が多いでしょ?

Mami:ああ、「聡明なHakka Girl」が好きなのね!!(笑)

 そう、その時、知らなかったのだ。

 陳明珠が客家人だというのは知っている。

 旺福Mami姐が客家人だというのを知らなかったのだ。

 (こらこら、ウチも客家人やで。)と思っていたかもしれない。

 Mami姐のニヤリとした顔にはそういう意味があったように邪推する。



 もしかすると彼女達の記憶には、「聡明なHakka Girlが好き」な日本(大阪)のファンがいる、と残っているのかもしれない。来場していた陳明珠の親御さんや親戚御一同にもそう記憶されたのかもしれない。気恥ずかしさ満載だが、そうして覚えてもらえているのならファン冥利に尽きる…と自分に言い聞かせている。

 むっちゃ恥ずかしいけど。

 聡明で素朴で可愛らしい客家人、陳明珠さんが大好きです。

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参考:陳明珠首開唱像「辦婚禮」 大阪粉絲不畏颱風飛來台(Yahoo奇摩)

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