【関空椅子飯店】関西国際空港で夜明かしする方法(2022年4月現在)
コロナ禍で、僕達は関空から飛び立つことができなくなりました。
がらんとした国際線ターミナルに立つと、ふと、
「情人的關懷」(鄧麗君)口ずさみたくなります。
…しみるねえ。
利用客が少なくなったこのタイミングを活かすため、関空会社では、当初予定されていた第一ターミナルの改修工事に加えて、各所の補修工事を行い、国際線利用客の再拡大の時の準備を着々と行っているところです。
今回は、変わりゆく関空の姿を留めるとともに、2022年4月現在の「関空椅子飯店」(関空施設内で事前到着して夜明かしし、早朝便に乗るための場所)の確保情報をお伝えします。第一ターミナル国際線が元通りの供給状態になるまでは、基本的にこの情報がお役に立つと思います。
Perachの国内線早朝便で、国内を旅するためにもご活用ください。
【第一ターミナル】
第一ターミナル国際線出発フロア(4階)は、旧来の長椅子も存在するのですが数が減り、寝転ぶ場所が少なくなっています。ひじ掛け、というよりも、席を仕分ける板が設けられた座席が多くなり、居住性は悪くなったといえるでしょう。
ショッピング階(3階)の長椅子はほぼ撤去。
国内線フロア(2階)は人の出入りはあるものの、ANA側の長椅子は旧来のままで、コンビニなどもあるので、居住性は悪くありません。ただし、故障等で供用していない長椅子もあるので、注意した方がよさそうです。
巡回する警察官に確認したところ、第一ターミナルでの夜明かしは現時点で問題なし、貴重品の管理はしっかり各自でしてくれとのこと。
【エアロプラザ】
第一ターミナルの反対側に立地するエアロプラザ。
こちらは長椅子の大部分が撤去。
仮眠室も撤去。
その代わりに設置された複合カフェ「NODOKA」を利用するという選択肢が出てきました。クレジットカード(ゴールドカード等。適用会社に注意。)提示で2時間利用でき、第二ターミナル利用者が利用できるカードラウンジとしても機能します。また、ITM-KIXカードでの利用額割引(半額)もあるので、同カード保持者はかなりお得に利用できます。
アプレシオが運営しており、内部は複合カフェ/ネットカフェに、人工芝スペースがあったりとゆったりとしたスペース。パーティションで区切られた半個室スペースもあり、フラットフロアの部屋を選べば、寝転んでの仮眠も可能。もちろんソフトドリンクバーもあるので、快適な待ち時間を過ごせそうです。
【第二ターミナル】
激安週末アジア弾丸旅の始まりはいつもここ、関西空港第二ターミナル(国内線)のセブンイレブン前の長椅子ですよね!!(個人的見解です。)ここは特にコロナ前と変わりない姿のままで、着席時の人員制限はあるものの、横たわることは問題なさそうです。変わったことと言えば警備員の代わりに、自走式警備ロボット(ルンバの大きいやつ)が定期的に巡回していることくらいでしょうか。
エアロプラサ「NODOKA」でカネを出すのは…という利用者にとっては、ここが旅の拠点であり続けるでしょう。
残念ながら、第二ターミナル(国際線棟)は電気も点かない、暗闇の中に包まれて稼働していませんでしたが、 「闇深ければ、光もまた強し」ということでしょう。いつか希望の光に包まれる場所に戻ることを祈ります。
…旅の途上には、この曲を聴きたくなりますよね。
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