【高松】aDAN薛詒丹と、高松港の潮風。
【2023年8月10日 高松港】
私事だが、香川県は、私・学長小西のルーツである。
フェリーの甲板で潮風に吹かれ、かけうどんを食べるのが、自らのルーツを確認する手段であるほどには、両親のルーツを大事にしているつもりである。何かにつけて西日本、特に四国をひいきするのにはこうした理由があるからだとお許しいただければと思う。
そんな香川県高松市で、「MUSIC BLUE(街角に音楽を)」という音楽を中心とした町おこし企画があり、その一環として開催されている「真夏の夜の夢」という行事が開催されている。
高松港はかつて四国の玄関口として宇高連絡船の発着口であり、瀬戸大橋開通までは港町の賑わいをとどめていたが、今は瀬戸内海の小島への路線が細々と残されているのみの寂しい風景になってしまっている。(県立体育館の設置や、JR高松港の増改築が進められているので、再開発が進んでいるが、港町としての機能も大事にしてほしいところである。)
そのイベントに、台湾の女性ジャズシンガー・aDAN薛詒丹が呼ばれたという。
行かねば。
もちろん行程にはジャンボフェリーでのうどん付きで。
彼女を今回演奏で支えるのは、ギタリストの西藤ヒロノブ、ベーシストの須川崇志、そしでドラマーは地元出身の藤井伸昭の三人である。(動画でも御三方の姿が確認できる。)
2019年にも高松のアカペラフェスに参加したaDAN。
今回が3度目の高松だとのこと。
台湾にまつわる曲、彼女の持ち歌が歌われる。
その中でもひときわ、その場を絵画のように彩ったのが、西藤ヒロノブの代表曲の1つである「Fragile」を、今回のためにカバーしたものである。
晴れた夏空。
美しい瀬戸内の海。
大型船が停泊できる埠頭に集まる聴衆。
心地いい。
また何度でも高松に来てほしい。
…と、その前に、彼女は9/16の「TAIWAN PLUS」(東京上野)にも登場する。
今度は、残暑厳しい上野の空に、どんな音を響かせるのだろう。
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