「那女孩對我說」でつながる、シンガポールの奇才と台湾の中性的清楚。

魏嘉瑩 Arrow Wei、以前から気になっています。
ボーイッシュなショートカット、中性的な表現、ファン層が10代女子中心、相信音樂での取り扱い…彼女からどういう展開が生まれるんだろうと、コロナ前には高雄のイベントに直接観に行ったことがあるくらいです。

彼女がYoutubeで新しいMVをアップしたということで、聴いてみると。
聴き覚えのある旋律、聴き覚えのない編曲。



そうだ、「那女孩對我說」だ、黃義達の。
シンガポールの奇才、黃義達の曲です。
2005年の曲ですので、もう15年前の旧い曲です。


原曲は、黃義達らしい才気走った、哀しく、鋭ささえ感じる曲なのですが、それを完全に自分の世界に持ってくる魏嘉瑩の柔軟かつ透明感のある歌声。こういったものを創造できるところに、彼女の可能性を強く感じます。

ちなみにこの曲、梁文音もカバーしています。
こちらはむしろ女子力高め。
比較対象してみると、それぞれの色彩が際立って面白いですね。


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