【刻在我心底的名字】SNS時代に、C-popらしさを持つ曲だからこそ、みんなこの曲をカバーし歌い継ぐ。

「流行り」なんですね、だけではない展開が続いてます。 


数か月前からのブームといいますか、盧廣仲(Crowd Lu/クラウド・ルー)の「刻在我心底的名字」をカバーする歌手が多いんです。それが顕著になったのが、昨年の第57回金馬奨の授賞式辺りからでしょうか。この曲が主題歌となった映画『刻在你心底的名字』が音楽関連2冠を奪取し、2020年の映画音楽を代表する位置に認められたというのもその背景としてあるのでしょう。授賞式直前のステージでも歌われて、感動を呼んでいましたし。

それとともに、Chinese popsの王道のラブバラード、ギター弾き語りでも映えるメロディアスな旋律…C-pop的に愛される要素が満ち溢れているんですよね。シンガーソングライターの盧廣仲にとっては珍しく、楽曲提供を受けての曲なんですが、だからこそ彼以外の歌手も抵抗なくその世界観に入り込んでみたいという衝動にかられるのかもしれません。


そして、誰もが歌い始めます。

Youtubeで、Facebookで、instagramで。

SNS時代だからこそ、ネット上で数多くのカバーが発表されていきます。


晨悠は、二人のコーラスワークを活かした編曲で。


蔡依林は、自らの高雄コンサートで、ゲスト出演した田馥甄とデュエットで。

日本では、日台ハーフシンガーソングライターの洸美が、オンラインライブで二胡と共に。


五月天は、跨年オンラインライブで、2021年が明けたその直後に。


それ以外にも、本当に数多くの歌手がカバーし、この曲を歌い継いでいっています。まとめきれないので、台湾メディアのまとめ動画を紹介しておきます。李千那や魏如萱、梁靜茹、徐佳瑩、閻奕格、許莉潔、李芷婷…すみません、これを書いている時点でまだ増えているようです。どんだけ愛されているんだ、この曲。




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