【Simple Urban plus Taipei】「簡單生活節 Simple Life」の変遷とこれからが気になる。

 急な発表だった。

 2019年11月30日~12月8日、台北101水舞広場で開催される「Simple Urban plus Taipei」は、2006年華山で始まった都市型野外フェス「簡單生活節 Simple Life」の新しい形態として新たに誕生することになる。
 華山公園の芝生に腰掛けながら音楽を聴く、都市型野外フェスのスタイルの心地よさとはお別れすることになるのかという一抹の寂しさはあるが、昨今の都市内の騒音問題や都市開発での見解の違い等で開催が不可能になったりする御時勢なので仕方がないのだろう。
 また、乱立する野外フェスの中で淘汰されるイベントも出てきた。
 主催するStreetVoiceの位置付けも変容してきた。
 台北101のコンクリートジャングルの中で聴く音楽もいいよね、
 という感情になるかどうかは…正直分からない。

「簡単生活節」の仕掛人、張培仁氏のインタビュー。
これまでの記録映像を見ると、なかなか面白いものがあります。

出演する総勢63組の顔触れを確認すると「新進気鋭から大御所までの幅広い世代のミュージシャン」「(男性ソロ歌手やバンドが少なく)比較的女性シンガーソングライターに寄った構成」という傾向が見られるように思う。(個人的には嬉しい。)意外だったのは、「簡單生活節」の流れを受けて台北・四四南村で開かれている「Simple Marcket」との関連性があまり感じられないところだった。それぞれを住み分けるという方針なのだろうか。
 「Urban Music」という軸足で開催される『Simple Urban plus Taipei』がどう評価されるかは、今後の台湾でのChinese popsの在り方自体に大きな影響を与えるきっかけにもなりそうだ。

公式ホームページ
http://simplelife.streetvoice.com/2019/index.html

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