【岡山・鳥取】魏嘉瑩 Arrow Weiが開くか? 山陽・山陰観光への鍵。
魏嘉瑩 Arrow Weiの新曲「快出來玩 Play, Let’s Play!」のMusic Videoが2026年7月3日、解禁となった。この曲は、台灣虎航(タイガーエア台湾)の台湾向けテーマソングとして新たに用いられている曲である。
魏嘉瑩 Arrow Wei〈快出來玩 Play, Let’s Play!〉Official Music Video - 台灣虎航主題曲
■「富士山」「雪国」から、誰も知らない日本の風景を求めて
これまで、台湾でのC-pop MVの多くは、日本を代表する霊峰「富士山」や、東北や北海道の「雪国」を題材にするものが多かった。
南国の台湾において、「雪景色」は自分達の環境にない不思議な風景であり、異国情緒を感じる代表的なものになっていたからだろう。例えば、郭靜の「遇見新的我」に出てくる一面の銀世界は、台湾人がイメージする日本の冬の美しさを端的に表現している。現在に至るまで、日本の「雪景色」を題材にするMusic Videoは、定番中の定番として登場する題材だ。(近距離でコストが安い、という理由もあるだろうが…。)
ただ、台湾人の日本に対する旅への欲求はそこに留まらなかった。
ステレオタイプの日本に飽き足りない需要が新たに生じたからである。
「富士山」「雪国」以外の、誰も知らない日本に行きたい。
春夏秋冬、様々な表情を見せる日本に。
■タイガーエア台湾が就航地を増やせば、さらに加速するかもしれない?
台湾人の「知らない日本」探し
ここ数年、変わりゆく日本観光の需要を意識したMusic Videoの変化を、陳綺貞「殘缺的彩虹」(2018年)辺りからも読み取ることができるだろう。このMVの題材は「仙台の四季」である。文青的なミニドラマ仕立ての中に、同地の魅力が存分に盛り込まれている。地方活性化に向けて各自治体や各地フィルムコミッションがヒト・モノ・カネを投じ、積極的に働きかけているのも影響が大きいだろう。
今回の魏嘉瑩のMusic Videoは「夏」「岡山・鳥取」という、やはり、これまでには多くなかったジャンルでの台湾人向け日本旅行プロモーションの形である。しかも活動的に「遊ぶ」場としての日本観光を狙ったキャスティングでもある。
「山陽・山陰地方」という新しい需要を見込んで、なおかつタイガーエア台湾の就航地を活性化させようという戦略がどこまで通用するか。まだまだ数多くある同社就航地の新しい需要を見込んだMusic Videoが更に出てくるのか。注視したいところだ。
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