【王力宏ほか】【武漢肺炎】キャンペーンソングとしての本質はどこにあるんだろうか。

 武漢肺炎の猛威が収まりを見せない中、何人もの歌手がキャンペーンソングとして歌を出していたりするのですが、中国大陸系の各団体(中国文聯、中国視協、中国影協、中国音協、湖北省委宣伝部、湖北省文聯)が共同で、文藝界抗擊疫情主題曲として「堅信愛會贏」を出しています。(なぜか王力宏のYoutubeアカウントで。)


 ん…心に響かない。
 「我等中華民族の力量を結集し~♪」と言われてもなあ。
 まず、僕は中華民族じゃないし。
 いや、おそらく問題の本質はそこじゃなく。
 キャンペーンソングの本質として、こういうのって「被害者に寄り添う」ものであるかどうかなんでしょうね。国威発揚の道具にされるキャンペーンソングは魂を抜かれてしまっているようなものなので響いてこないんですよ。「中華民族」云々は、全地球的な中華民族を指すんだ、とかの説明はあるんでしょうけど、官製の空気感がものすごい強い。(成龍が冒頭で歌ってるせいなのか?)

 王力宏の独唱バージョンは、曲として聴けるというのはある意味タチが悪いのかもしれないです。


 先日ブログでも紹介したGEM鄧紫棋の「平凡天使 Angels」や、SARSの時に歌われた「手牽手」のような連帯感を微塵も感じないんですよ。ただ単にたくさんの中国の芸能人が出ていますってだけ。僕の感性の問題なんでしょうけどね、たぶんね。ってか、力宏、「手牽手」で主導してたじゃないか。なんでああいうプロジェクトで歌ってくれなかったのか。


 …なんか、寂しいわ。




【2/18追記】広東語バージョンもあるんですね。ただし、見解は全然変わらず。





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